第1部 基調公演

病気とともに生きる

養老孟司氏
「病気で何が悪いのでしょう。私もいくつかの病気を持っていますが、年をとれば体にガタがくるのは当たり前ですよ。 死んだ時に体だけが元気だったら勿体ないでしょ。」という、開き直りとも思われる内容で病気との付き合いを話されました。 また、自分が歩んできた人生の経験から、自分の考え方を変える簡単さ、内にこもらずに周りに上手に頼って生きる大切さを お話されました。


第2部 健康トーク&パネルディスカッション
健康トーク1 離せなくても通じる心
丸山淳士先生
たとえ言葉を話せなくても、非言語による伝達、すなわちノンバーバルコミュニケーションという方法を用いれば、 自分の伝えたいことがより長く相手の心に残るというお話をされました。 また、認知症等で言語や感情が伝えられなくても呼吸からも情報は伝えられること、笑うことの大切さを ユーモアを交えてお話されました。
健康トーク2 きこえの障害を乗り越えて
上埜光紀先生
まずは難聴であることを自覚すること。そして、自分に合った補聴器や人工内耳を見つけ出すことで今よりも 聴覚能力がアップする可能性が十分にあることを提案されました。また、よりよい社会を作るために健常者による 聴覚障害者の方へのちょっとした配慮が不可欠であることをお話されました。
健康トーク3 見えなくてもできる、見えないからこそできる
笹本洋一先生
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝を遂げられた辻井伸行さんや、63歳の全盲の指笛演奏家の方などの 聴覚障害を持ちながらも活躍されている方をご紹介して下さいました。同じハンディキャップをお持ちの人たちに 大きな希望を与えるお話でした。
健康トーク4 家族の絆、人間の絆
堀元進先生
日常の在宅医療の中からご紹介されたのは、確実に病状が進むALSという病気を患いながらも患者さんの希望をかなえるため、 医療スタッフ、家族が一丸となって努力する模様でした。まさに人の絆を大切にしたもので、それが患者さんの大いなる希望に つながることを痛感させられるご講演でした。
パネルディスカッション
以上、概要についてご報告いたしましたが、札幌市医師会は、今後も市民の皆様の健康を守るために、健康教育活動等さまざまな事業に取り組んでまいりたいと考えておりますので、医師会活動にご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。